念願のマイクロレンズを購入。 この道では有名なTamron SPAF90mm F/2.8 Di MACRO (Model272E) |
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これが購入したAF90mm F/2.8 Di MACRO
1:1(モデル272E) \49,800です。 タムロンも豪華さを出そうと努力はしているのですが、やはりその作りは純正Nikonと比較すればチープな作りではありますが、価格も15%のポイント還元ですから確かにチープな部類ではあります。 持った時の軽さからチープだと思うのかもしれませんが、大きさからはD200とのバランスも良く、そのプラスティックのボディーにプリントされた金の文字もNikon風ではあります。 しかし手持ちが多いでしょうから私にはその軽さはありがたいです。 これが私の2本目の短焦点レンズであります、今まで物撮りには必ず出動していた50mmf1.4Dもこれでポートレート専門で物撮りの出番はSPAF90mmf2.8にその座を譲ることになるでしょう。 |
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フードは花形ではなく唯の円筒型、とは言えマクロ撮影が主な目的ですから花形にする意味も無いのでしょう。 このフードをつけると更に被写体との距離は縮まって接近戦になるのです。 |
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どの様な設計思想なのでしょうかこのレンズの前玉は奥まった所に在ります。 ピントを合わせるときに前球が出てくるわけでもなく、単純に全長を伸ばしているだけです。 当初これだけ引っ込んでいるならフィルターは不要かとも考えましたが逆にこんなに奥まっているなら汚れた場合にとても拭き取れないと考えてやはりKenko Proを購入しました。 多分光学系から言えばもっと短いレンズとして作れるのでしょうが胴体の機構、造形物からこの長さになったのでしょう。 |
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こちらのAF MFがご自慢の切り替え機構です。 超音波モーターを持たないTAMRONがMFメインのマクロで、それでもこの様に胴体を前後させなければならない機構を両立させるために考案した機能。 天晴れです。 しかしD200との組み合わせですがピントに迷うことが多いです。 これは花びら等に近づいている時、画面全体が花びらでコントラストが小さくなるために起こるようです。 ですから一寸離れてAFでピントを合わせ、リングを引いてMFにし、調整しながら距離を詰めて行くスタイルになります。 明らかにピントはリングではなくカメラを前後させたほうが手持ちの時は楽であります。 三脚ではやはりアングルファインダーを取り付け慎重にピント合わせを行うのでしょう。 |
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更に便利な機能がこれ、フォーカスリミッター。 これをLIMIT側にすればピントは40cm以内で探してくれる。 迷うことが多いマクロレンズのAFでは電池の節約にイライラの減少には必要な機能であります。 これでレンズが完全に縮む所まで移動することはありません。 では何故FULLが必要かといえばこのレンズポートレートにもその甘いボケから多用されており、そんな場合は∞近くのピントが必要になります。 価格で2倍のNikon純正VR105microはIFですから全長が変わらないのでピントが早く(更に超音波モーター)大きく重く高価の三重苦を乗り越えても人気が高いのですね。 |
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こちらが購入した中身の全て。 ごらんの様なポシェットが付いてきます、しかしどのレンズにもポシェットが付いてきますがいったい何に使うのでしょう、ドライボックスの中では湿度を下げるのに邪魔になるだろうし、又カメラバッグの中では嵩張って邪魔になります。 旅行かばん等に詰め込む時に使うのでしょうか? そういえばSIGMA10-20とNikon VR70-200に付属していたものは共にキャリングケースとして使える立派なものでその2点は重宝しております。 TamronのレンズキャップはNikonと同じ中央で摘むタイプですからこのまま十分使えます。 しかしリアキャップはSIGMAのそれと同じである一方向だけでかぶせるタイプで、マークを探し合わせるのが面倒でこれは又Nikonの物に買い換える必要がありそうです。 |
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さてさて概観の観測が終わり、次はお約束のピントテストです。 特にマクロレンズですからこれは大切と言う事でお約束のゲージ撮影。 90mmでマクロレンズですから今までのようにピントのターゲットを狙えないので端っこの小さな物をダーゲットとしAF撮影ですが如何でしょうか? 前ピンと言っても0.5mm程度でしょうか、私の手作りのゲージではこの様な精密な測定は出来ません、新たに作り直す必要がありそうです。 AFの状態でも、ファインダーから見たMFでも同じピント位置でしたから私的には十分満足な結果といえます。 |
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これが前述のゲージ撮影状態ですが、最短撮影距離をレンズ先端から測定すると12cm位でしょうか。 これ位のワーキングディスタンスが使いやすいのだろうなとは思います。 尚この状態でカメラ側の設定は絞り優先で開放にしてもf値は4.8でカタログ上のf2.8には成りません。 インチキとも言えますが、F2.8に成るのは少し引いた所からのようです。 このレンズ、それでも被写界深度が極端に浅いので開放では画面の中央部分しかピントが来ないようなイメージで、実撮影には4以上には絞ったほうが良さそうです。 |
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やはりマクロ撮影を行うとピントについてはシビアになる。 ピントを決めるのは2つの要素が有ると最近思い始めました。 一つはこのピントが求める物とファインダーを覗いてシャッターを押した時に見えた通りに写るのかどうか。 このテストでは0.5から1mmの範囲では求めるピントが合わせられることが解りました。 もう一点はファインダーです、ピントの山がきちんと見分けられるかどうかがポイントになり、それはすなわちファインダーのみならず己のメガネ、そして視力も問題になる。 私の場合どうやらこのルートが問題なようで、遠近両用メガネを通してピントを掴みきるのは難しいようである。 特に乱視は要注意で、今はメガネをどうするか考えています。 |
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Nikon D200 2008/01/05 12:00:21.4 レンズ: 90mm F/2.8 D 焦点距離: 90mm 露出モード: 絞り優先オート 測光モード: マルチパターン測光 1/1000 秒 - F/4.5 露出補正: -0.3 EV 感度: ISO 200 仕上がり設定: 標準 ホワイトバランス: 晴天 AFモード: AF-S 早速外に出て葉牡丹を撮って見たが成る程マクロ写真が手持ちで簡単に撮れるし、解像度も良くて使いやすい。 特にAFからMFへの切り替えはシームレスでありピントリングを回す感触も私には好感触であった。 微調整はやはりカメラを前後させたほうが解り易いかも知れない。 左の画像はクリックすると大きくなります。 |