山形県・鶴岡市  湯田川温泉  ”湯どの庵”



’02・7.19   マレーシアより出張で帰国した主人と週末を利用して久々に温泉へ行くことになりました。


”是非是非、温泉でゆっくりしたい”と言う主人のリクエストに私がかねてから一度訪れてみたかったお宿 山形・鶴岡市の”湯どの庵”に決まり!

前日は夜のフライトで、ほとんど眠っていない主人を仙台空港でピックアップしてそのまま車は高速へ・・・。

今日のお宿は、全部で14室しかないこじんまりしたお宿ですので、この日しか予約できませんでした。

仕方がないのでお子様たちは終業式のためお家でお留守番です。

大人の宿で大人の休日 (たった1泊ですが) を楽しむことにしましょう♪



山形道の鶴岡インターを降りまして5分ほどで小さな温泉町”湯田川温泉につきました。

メイン道路沿いには小さなお宿が並んでいます。

私たちの目指す湯どの庵は温泉町の奥の方に静かにありました。

打ち水がされて奥には竹林の緑がとても涼しげです。

キレイに掃き清められた玄関を入りますと、和風でありながらモダンなインテリアのロビーがありました。







                   


到着しました私たちはお玄関脇のステキなコーナーへ案内されました。

まずは、冷たいお絞りとアイスミントティーをいただきます。

館内のあちこちには小さなグリーンがさりげなくおかれ、私は早くも興味津々♪

インテリアはと〜ても私好みです。


    

通路のあちこちには椅子のコーナーが作られていて、ゆっくり緑のきれいなお庭を望みながらくつろぐことができまるようになっています。

椅子のコーナーには和紙の灯りがあってその陰影がとても落ち着きます。

そして華美でない小さなグリーン♪ 

お部屋への期待もどんどんふくらみました。


お部屋は期待通りのしつらえでした。

決して広いお部屋ではありませんがスッキリとしてとても居心地のよいお部屋です。

一段高くなったところがベッドコーナー。

お布団が引いてあるように見えますが、ベッドになっています。

奥の可愛らしいかごには浴衣が入っています。

椅子は高山の作家さんの作品でとても座り心地のよい椅子でした(館内全部この作家さんのもののようです)

こちらのお宿は日本旅館ですがお部屋でゆっくり過ごすことができますようにと言う心遣いで

ホテルのようになっておりお部屋に仲居さんは来ません。

荷をといてまずはほっと一息つきました。





      

お部屋におかれた可愛いお茶道具と洗面所の手造り風石鹸


一息ついて、早速温泉につかりに・・・。

男性は岩風呂・女性は檜風呂。

時間でお風呂は交代することになっています。

写真がないのですがお風呂は天井が高く広々していました。

こちらの温泉は透明のお湯です。匂いもほとんどありませんでした。

入りますとお肌がきゅっと締まる感じ。

ゆっくりとお湯に使った後はリビングと呼ばれるロビー脇のソファーのコーナーで主人とビールをいただきました。

(やっぱり湯上りにはビールでしょう!)


 

ほかのお客様たちは広いダイニングで食事をされていましたが何故だか私たちは個室へ・・。

でも、そのおかげで周りを気にすることなくゆっくり食事をいただくことができました。

こちら庄内地方は近くに日本海。

それに米どころ、今は庄内岩がきにだだちゃ豆・それから庄内メロンの季節!!!

期待は膨らみます。

まずは前菜に期待の通り手のひらほどの大きな庄内岩がきが・・・・。

  

 
お料理がとてもおいしそうなのでワインをいただくことに・・・。

岩がきはガーリック風味のドレッシングがかけられています。添えられた冷たい野菜のサラダはお味噌風味のマヨネーズをつけていただきます。

私たちは口いっぱいに方ばった岩がきの強烈なおいしさに参ってしまいました。本当にミルクのように濃厚で甘みがあり、磯の風味がたっぷりです

あと2・3個食べたい!!!

明日、町に出てきっと食べようね!!と食いしん坊の私たちはここでも意見の一致♪
この後のお料理は、トマトをお釜にしてお刺身が盛られたお料理。こちらはトマトのソースをつけていただきます。

鯛のお吸い物(お出汁の風味が絶品)

平田牧場の豚肉の冷しゃぶ

だだちゃ豆のご飯とカニのお味噌汁。香の物。

デザート

すべてのお料理が、ありきたりのものでなく、丁寧に手をかけられたおいしいお料理でした。

ゆっくりと時間をかけて食事を楽しんで、もうおなかがいっぱい。そして満足な気持ちでいっぱいになりました。
次の日は朝早くからおきてやっぱり朝風呂でしょう♪

ゆっくりお湯につかった後は宿の周りを散歩をすることにしました。


                       

湯どの庵さんの斜めお向かえは共同浴場の”正面湯”さんです。

朝からご近所の方々でしょうか?お湯につかりにみえていました。

正面湯さんの前は情緒のある路地が・・・。突き当たりは豊かな竹林のあるお寺さんが静かにありました。

この湯田川温泉は鶴岡出身の作家”藤沢周平”さんがお宿にしていたことで有名な温泉町のようです。

ぐるりと町を巡ると裏山の上には”梅林公園”。 ふーふう息を切らせて登ってみますと蝉がミンミンと鳴いていました。

きっと梅の花の頃には見事なことだと思います。

その後おいしい朝食を頂いて名残惜しいと思いながらも、こちらのお宿を後にしました。。。

たった一泊のお宿でしたが2人とも大満足!

もう一度訪れたいお宿になりました。

帰りには鶴岡インターチェンジ横の物産館により魚屋さんで先日感激した岩がきを剥いていただき満足するまでいただきました。

再度、そのおいしさに感激!!

そちらでさくらんぼや地酒をお土産に買って楽しかった鶴岡を後にしました。



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